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MonkeyCom Updater v2.1.3 Folder
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追加⁄変更機能マニュアル
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Text File
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1998-04-17
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16KB
|
674 lines
.............. Version 2.1 追加/変更機能マニュアル
MonkeyCom ver.2.1では、ファイル転送に加え、簡易テレビ電話機能(Ver.1.2より追加)、簡易セキュリティー機能(Ver.2.0より追加)、ISDNでの同期接続のサポート、TCP/IPプロトコルへの対応などが追加されました。それにともない、Ver.1.1〜Ver.1.2に添付した「MonkeyCom ユーザーズ・マニュアル」の内容から追加または変更された機能が増えました。
この「Ver.2.1 追加/変更機能マニュアル」では、「MonkeyCom ユーザーズ・マニュアル」から追加または変更された機能について説明します。実際にMonkeyComを使いながら、本ドキュメントの説明と比較してご覧ください。
※ご使用になる前に...
・MonkeyComをご使用になる前に、必ずコントロールパネルの「日付&時刻」で「時間帯」の設定を行い、正しい時刻の設定を行ってください。
・「テレビ電話」機能を使用するには、QuickTime 2.1以上が必要です。ご使用になるMacintoshにQuickTimeがインストールされていない場合、QuickTimeをインストールしてください。必要な場合は画像や音声の入力装置に合った機能拡張書類などもインストールしてください。
・モデムを使用してテレビ電話を行う場合は、28,800bps以上のモデムを使用してください。
・ご使用になる機種によっては、聞くことと話すことが同時にできない(全二重ではない)場合があります。
・TCP/IPの機能を使用するには、OpenTransportが必要です。OpenTransportがインストールされていなかったり、MacTCPのままでは使用できません。
・LAN環境で使用する場合、必ずネットワーク管理者にご相談ください。
・MonkeyComはプロトコルポートナンバーを取得しています。LAN環境でFirewallやルータの設定を行う必要がある場合、それらが内外で下記のポートナンバーを通すように設定してください(ネットワーク管理者にご相談ください)。
tcp = 9898
udp = 9898
追加/変更された機能について...
「MonkeyCom」フォルダの構成
Ver.2.0からは「MonkeyCom」フォルダ内の構成が変わりました。大きく異なるのはサウンドファイル関係です。従来は「MonkeyCom」フォルダに特定名のサウンドファイルを置く必要がありましたが、Ver.2.0からは、後述する「きっかけ...」メニューで、7種類のサウンドを登録できるようになりました。
「公開フォルダ」、「受取フォルダ」、「私のフォルダ」*
Ver.2.0からは、転送ファイルの受け渡しに関するフォルダの構成が変わりました。
従来は「MonkeyCom 公開フォルダ」および、相手から受け取ったファイルがすべてデスクトップ上に現れていましたが、Ver.2.0からは、MonkeyComアプリケーション本体のある「MonkeyCom」フォルダの中に、それぞれ「公開フォルダ」、「受取フォルダ」、「私のフォルダ」*という名前で現れます。
*...詳しくは、「私のフォルダ パスワード...」メニューの説明をご覧ください。
「MonkeyCom Localizer(J)」が「MonkeyCom」フォルダに無い場合や、英語システムでMonkeyComを使用した場合、「公開フォルダ」「受取フォルダ」「私のフォルダ」はそれぞれ「Public Files」「Received Files」「My Files」となります。
接続相手の名前表示
Ver.2.0からは、接続時に相手の名前がわかるようになりました。MonkeyComを初めて起動したときに名前を登録しますが、この登録名が相手のタイトルバーに表示されます。
また、相手の「私のフォルダ」の一覧を表示した場合、最後に接続した人の名前や時間が表示されるようになりました。
自分の登録名を確認するには、アップルメニュー内の「MonkeyComについて...」をご覧ください。
登録名を変更したい場合は、MonkeyComを再インストールし、変更してください。
McRenderer機能の動作
Ver.1.1から追加された「McRenderer機能」は、MacintoshとWindows95間でファイルを転送した際にファイルの自動変換を行いますが、Ver.2.0からは変換手順が多少変わりました。
●ファイル変換は、ファイル転送後に行われます。
●ファイル変換の必要性の有無に関わらず、受け取ったファイルは「受取」フォルダの、日付、時間、相手の名前のついたフォルダに入り、その後McRendererを通って、日付、時間、相手の名前に「(変換)」という名前の付いたフォルダに入ります。
ISDNでの同期接続のサポート
Ver.2.1からは、ISDN回線を使ってTAどうしで接続する場合、TAの取扱説明書などに記載されている「64k同期用ATコマンド」などを使用して同期接続が行えるようになりました(128kMPは使用できません)。「電話でつなぐときの設定...」画面の「モデム初期化コマンド」項目に64k同期用のATコマンドを入力してお使いください。
なお、同期接続を行う場合、接続相手もVer.2.1以降のMonkeyComを使用している必要があります。
また、一般電話回線に接続されたモデムとISDN回線に接続されたTAでは、回線の種類が違うため接続できません。
テレビ電話画面の拡大表示機能
Ver.2.1からは、相手から送られてくる映像だけを拡大表示できるように、相手の映像画面右下にボタンを設けました。ボタンを押すと表示ピクセルが縦横2倍になり、拡大表示されます。
TCP/IPプロトコルのサポート
Ver.2.1からはMacintosh版、Windows95版ともにTCP/IPプロトコルをサポートしました。これによりMacとWindowsなどが混在したLAN環境やインターネット上などでもMonkeyComが使えるようになりました。設定方法や動作については「追加/変更されたメニューについて...」や「TCP/IPプロトコルでの接続について...」をご覧ください。
追加/変更されたメニューについて...
メイン画面
Ver.2.1からは、メイン画面右上に表示された「(TCP/IP)」をクリックすると、「参加」と「インターネット接続を待つ」というメニューが表示されます。
TCP/IPコントロールパネルでTCP/IP関連の設定を済ませた状態で「参加」に設定すると、現在のIPアドレスが表示されるようになります(インターネット上で使用するためには、PPPなどでプロバイダーと接続している必要があります)。この状態に設定することで、初めてTCP/IPからの接続が可能になります。
後述する「TCP/IPでつなぐときの設定...」画面を設定した後で「インターネット接続を待つ」の状態にすると、Mailサーバーを参照し、自分宛に来ているMailの中で「MonkeyComから送られたMail」を確認しに行きます。確認は8〜10秒間隔で行われ、約2分でタイムアウトするよう設計されています。
「電話でつなぐときの設定...」画面
Ver.2.0からは、使用するモデムの設定に名前を付けて登録することができるようになりました。特に、複数のモデムやTAを使用している場合、モデム初期化コマンドなどを設定ごとに登録できるので便利です。
ポート、電話、スピード、モデム初期化コマンドの設定が終わったら、「保存」ボタンを押すことで設定に名前を付けられます。
設定を削除したい場合は、削除する設定を「設定」項目で選択し、「削除」ボタンを押してください。
「直接つなぐときの設定...」画面
Ver.2.1からは、新たに「TCP/IP」項目が追加されました。TCP/IPプロトコルを利用して相手のMonkeyComと接続する場合、「TCP/IP」を選択します。
この画面内で「TCP/IP」を選択している場合、メイン画面の「コンピュータどうしを直接つなぎます」ボタンを押すと、「TCP/IPアドレス帳」が表示されます。ここでは、接続したい相手のIPアドレスやドメインネーム、e-mailアドレスを「アドレス」項目に入力します。「追加」ボタンを押すことで、登録しておくこともできます。
「TCP/IPでつなぐときの設定...」画面
TCP/IPで接続する場合、接続相手のIPアドレスを知る必要があります。しかし、インターネットへのダイヤルアップ接続の場合は、接続のたびに異なるアドレスが割り振られますので、いつも決まったアドレスを取得しているわけではありません。
Ver.2.1からは、接続したい相手のMailアドレスさえ判っていれば、相手に対して自分のIPアドレスを自動的にMailで送る機能を備えています。「TCP/IPでつなぐときの設定」画面では、これらの機能を使うためにMailの諸設定を行います。
「起動時にTCP/IPに参加」項目にチェックを入れている場合、PPPなどの設定によりMonkeyCom起動時に自動的にダイアルアップを行いますので注意してください。
「きっかけ...」メニュー
Ver.2.0からは、各動作ごとに7種類のサウンドを鳴らすことができます。
従来は「MonkeyCom」フォルダ内にサウンドファイルを用意していましたが、Ver.2.0からは「きっかけ...」メニューの「音」項目に、お好きなサウンドをドラッグ&ドロップしてください。
「私のフォルダ パスワード...」メニュー
Ver.2.0からは、パスワードセキュリティー機能がつきました。
パスワードは「私のフォルダ」に対してのみ機能します。
これにより、「公開フォルダ」は誰がアクセスしてもよい公(おおやけ)のフォルダとして使い、「私のフォルダ」は自分だけが使える非公開なフォルダとして利用することができます。
パスワードは「私のフォルダ パスワード...」メニュー内の「"私のフォルダ" のパスワード」項目で設定できます。パスワードを設定しない(「私のフォルダ」を作らない)場合は、「私のフォルダを使用しない」ボタンを押してください。
接続相手の「私のフォルダ」の中身を見るには、接続時に「相手のファイルを取ります」ボタンを押すと、「どこから取りますか?」というウィンドウが表示されますので、「パスワード」項目にパスワードを入力し「私のフォルダ」ボタンを押してください。なお、パスワードを3回間違えると、強制的に回線が切断されます。
接続相手の「公開フォルダ」を見る場合は、パスワードを入力せずに「公開フォルダ」ボタンを押してください。
「相手のファイルを取ります」ボタンを押しても「どこから取りますか?」というウィンドウが表示されない場合、相手はVer.2.0以前のMonkeyComを使用しているか、「私のフォルダ パスワード...」メニューで「私のフォルダを使用しない」ボタンを押していて、「私のフォルダ」を作っていないことになります。
「テレビ電話」メニューについて...
テレビ電話機能
「テレビ電話」メニューはVer.1.2から追加されました。
メニューの中には、4つのメニューがあります。
「つなぐ」
通常は「つなぐ」はハイライトされていません。
「テレビ電話」機能を使うには、まずMonkeyComで他のコンピュータとつなぐ必要があります。
「画像の設定...」
相手のMonkeyComとつないでテレビ電話を始める前に、画像の入力装置や基本設定を決めるために使用します。
メニューを選択すると、画像の入力装置(ソースやビデオキャプチャデバイスと呼ばれます)を選択したり、画像の濃淡や色合いなどを調節するボタンや画面が表れます。
画面上のメニュー(「ソース」や「装置」)を選択することで、入力装置の選択や画質の設定を行います。ここでの設定は、ご使用になる入力装置によって設定方法が異なりますので、詳しくはご使用になる入力装置のマニュアルをご覧下さい。
「音声の設定...」
相手のMonkeyComとつないでテレビ電話をはじめる前に、音声の入出力装置や基本設定を決めるために使用します。
メニューを選択すると、音声の入出力装置などを選択する画面が表れます。
「自動的につなぐ」
「自動的につなぐ」メニューはチェック形式になっています。
「テ」マークを付けていない場合、相手が「つなぐ」を選択すると相手の名前が表示され、テレビ電話をつなげてよいかきいてきます。
「テ」マークを付けている場合は、相手が「つなぐ」を選択すると、無条件でテレビ電話をはじめます。
MonkeyComで接続してきた相手がわからない場合、「テ」マークを付けない方がよいでしょう。また、テレビ電話機能を使って監視カメラのような役割をさせる場合は「テ」マークを付けておくとよいでしょう。
画像や音声の設定が終わったら、テレビ電話をはじめてみましょう。
テレビ電話をしたい相手とMonkeyComで接続し、接続が確立したら「テレビ電話」メニューから「つなぐ」を選択します。テレビ電話が始まるとまず自分の画面が現れ、その後相手の画面も現れます。
自分の画面の下には、レベルメーターと音量調整用のスライダーが出てきます。
左側のマークを押すと「×」になり、音声は相手に伝わりませんが、その分画像は早く伝わります。左側のマークが「×」の場合、右側のマークを押し続けると、押している間だけ音声が伝わります。この方法は、周囲がうるさい場合には余計な音を拾わなくなりますし、音声が伝わらない方が画面が描き変わるスピードが速くなります。
テレビ電話を切る場合
テレビ電話を切るには、「テレビ電話」メニューから「切る」を選択してください。ただし、テレビ電話を切っただけではMonkeyComはつながっていますので、回線自体を切りたい場合はMonkeyComの接続画面にある「やりとりを終えます」ボタンを押してください。
データの優先順位について
テレビ電話機能が付いたことで、MonkeyComは一度に多くのデータをやり取りしています。
データの優先順位は「ファイル転送」→「音声」→「画像」になっていますので、テレビ電話と同時にファイル転送を行っている間は音声や画像が切れたり止まったりすることがあります。
ファイル転送を行っていない場合でも、雑音などが常に送られていると、画像はほとんど描き変わりません。
TCP/IPプロトコルでの接続について...
Etherネットワーク上での基本的な接続方法
ここでは「Etherネットワークで接続されたパソコンどうしの接続」を説明します。互いにEtherネットワークで接続され、ルータやFirewallなどがない環境をモデルとします。
Etherネットワークに必要なネットワークカードやハブなどに関しては、それぞれの機器のマニュアルを参照してください。
●TCP/IPの設定(Macintoshの場合)
TCP/IPコントロールパネルを開き、IPアドレスとサブネットマスクを設定します。
IPアドレス項目は一般的に「192.168.0.1」からの任意の値を使用し、パソコンごとに異なる数値を割り当てます。この場合サブネットマスク項目には「255.255.255.0」を使用します。詳しくはネットワークに関する文献を参照してください。
●TCP/IPの設定(Windows95の場合)
コントロールパネルから「ネットワーク」を開き、TCP/IPプロトコルを追加し、IPアドレスとサブネットマスクを設定します。
○MonkeyComの設定
「直接つなぐときの設定...」画面から「TCP/IP」を選択し、MonkeyComのメイン画面から「参加」を選択します。この時にIPアドレスが正しく反映されているか確認し、接続したい相手も同様に「参加」を選択している事を確認してください。
「コンピュータどうしを直接つなぎます」ボタンを押し、同一ネットワーク上の接続したいパソコンのIPアドレスまたはドメインネームを「アドレス」項目に入力します。この状態で「つなぐ」ボタンを押してください。ネットワークに問題がなければ、この状態でMonkeyComどうしが接続できます。
インターネット上での基本的な接続方法
ここでは「インターネットに接続したパソコンどうしの接続」を説明します。インターネットにダイアルアップ接続していることを前提に記述しています。
TCP/IP、PPPなどに関しては、普段の設定をご利用下さい。
-相手のIPアドレスやドメインネームが判っている場合-
PPPなどを使って、互いにインターネットにダイアルアップ接続します。
「直接つなぐときの設定」画面から「TCP/IP」を選択し、MonkeyComのメイン画面から「参加」を選択します。IPアドレスが正しく反映されているか確認してください。
この時に、接続したい相手も同様に「参加」を選択している事を確認してください。
「コンピュータどうしを直接つなぎます」ボタンを押し、接続したい相手のIPアドレスまたはドメインネームを「アドレス」項目に入力し、「つなぐ」ボタンを押してください。
ネットワークに問題がなければ、この状態でMonkeyComどうしが接続できます。
-相手のIPアドレスやドメインネームが判らない場合-
インターネットへのダイヤルアップ接続の場合は、接続の度に異なるアドレスが割り振られますので、いつも決まったアドレスを取得しているわけではありません。
MonkeyComにはプロバイダー内のMailサーバーを利用して、相手に自分のIPアドレスを専用Mailで知らせたり、それを受け取る機能があります。これを活用するには、接続される側(相手)のMonkeyComはMailサーバーを監視する必要があります。接続される側のMonkeyComはその内容で正しいかどうか、記述されたIPアドレスに対して問い合わせます。
※ご注意...
このとき送受信される専用Mailは、通常やり取りされるテキストベースのMailとほぼ同じですが、MonkeyComはタイトルや内容から「専用Mailであることを判断」しています。もし相手が接続する前にMailソフトでMailチェックを行い、サーバーにMailを残さなかった場合、この機能は働きません。
また、MonkeyComがうまく専用Mailを受け取れなかった場合、サーバーに専用Mailの内容が残ります。
Mailサーバーに書き込まれたMailは、若干のタイムラグの後で読み出せるようになります。サーバーによって差がありますが、MonekyComは「インターネット接続を待つ」状態で約2分しか監視を行いませんので、それ以上サーバーのタイムラグが長い場合も、この機能は上手く利用できません。
MonkeyComの「TCP/IPでつなぐときの設定...」を正しく設定し、その後PPPなどを使って、インターネットにダイアルアップ接続します。
「直接つなぐときの設定...」画面から「TCP/IP」を選択し、MonkeyComのメイン画面から「参加」を選択します。IPアドレスが正しく反映されているか確認してください。
接続される側は「インターネット接続を待つ」を選択して待機してください。
「インターネット接続を待つ」を選択すると、現在のIPアドレスの左側に封筒のマークが出てきます。8〜10秒に一度Mailサーバーを確認し、現在サーバーに残っているMailとMonkeyComから送られたMailを確認します。
「コンピュータどうしを直接つなぎます」ボタンを押し、接続したい相手のMailアドレスを「アドレス」項目に入力します。この状態で「つなぐ」ボタンを押してください。
「TCP/IPでつなぐときの設定...」が間違いなく設定されていれば、この状態で相手に対して専用Mailを送ります。
MonkeyComから送られてきたMailが確認できれば、自動的にMonkeyComどうしが接続します。
....1998/04/17 kuwatec,Inc.